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<<   作成日時 : 2008/04/18 12:27   >>

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最近よく耳にする WiMAX(ワイマックス)とは、Worldwide Interoperability for Microwave Accessの略。正式な規格名は、IEEE 802.16規格となっています。IEEE802.16委員会で標準化される都市程度のエリアをカバーする高速無線ネットワークに関する規格です。



都市程度のエリアをカバーするネットワークのことを、英語で Metropolitan Area Networkとよばれ、略してMANと呼ばれます。よって、WiMAXとはMANを無線でカバーすることを目的とした無線規格となります。



そもそも、IEEE802とは米電気電子技術者協会IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)にてLANの標準化を目的に設立された委員会名。設立当初の開催日が1980年2月だったことが名前の由来といわれています。

このIEEE802委員会がLANの無線化を目標に、1990年に立ち上げたのが IEEE802.11と呼ばれる無線LANの規格でした。

無線LANのLANは Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の略で、宅内などのローカルな部分で無線(ワイヤレス)を使ってネットワークを実現するものです。

そのため従来、LANケーブルを使っていたところを無線に置き換えることができるので、インターネット端末を屋内の自由な場所でワイヤレスで利用できるようになりました。

今、無線LANと規格といえば、一番ポピュラーなのが、このIEEE802.11という無線LANの規格。筆者も自宅で無線LANを使っていますが、IEEE802.11の規格となっています。ノートパソコンなどに無線LANカードを挿入して、無線LANを内蔵したルータに無線接続させると、ワイヤレスでインターネットにつながります。

さてそこで、話題の WiMAXはこの屋内の無線LAN規格 IEEE802.11の技術をさらに拡大させて、無線を使って都市程度のエリアをカバーするネットワーク MANを実現するための無線規格となっています。



現在、都市程度のエリアをカバーするネットワークとしては、ADSLやケーブルテレビ、光ブロードバンドケーブルなどの有線ケーブルが主流となっていますが、将来、この部分をWiMAXのような無線通信でカバーしようという壮大な試みがある訳です。

この部分はラストワンマイルと昔から呼ばれていたエリアで、この部分をカバーするにはコストも時間もかかる大きな課題が今も存在しています。高額な設備投資を伴うものですから、急速に全国規模で津々浦々に拡大するには、いろいろな工夫が必要となります。

有線ケーブルが無理なところは無線通信で置き換えたいと考えるのが自然。

そして、このラストワンマイルに対して無線で挑戦しているのが、WiMAX となります。

このWiMAXがMANをカバーするようになると、自宅のデスクトップパソコンやノートパソコンに直接、WiMAXでつなげようということになり、さらにモバイル端末もWiMAXでつなようということになりそうです。

そして、モバイル端末は自宅から飛び出して外に出てもWiMAXとつなげたいということにもなりそうですねぇ〜。

こうなると、このモバイル端末は現在のケータイ電話と利用法が変わらなくなってくるかもしれません。恐らく、将来はLAN通信技術から拡大したWiMAXと、高速移動通信技術で拡大したW-CDMAやLTEなどの融合が実現できることでしょう。


WiMAXは無線LAN技術を使ってMANを実現するための規格ということです。




そして、W-CDMAやLTEは移動通信技術を使って、MANに拡大しようとしているのかもしれません。今、話題のフェムトセル(超小型も携帯電話基地局)なども、この傾向を示しているような気がします。

これは将来、LTE と WiMAX の戦いになるかもしれません。戦いはデータ通信速度とカバーエリア、投資コストです。どちらがより早く、どちらがより広くエリアを拡大できるか?、どちらがより魅力的な料金で提供できるか?です。

魅力的な料金はアライアンス、すなわちどれだけ多くの事業者とメーカー、世界的なデファクトスタンダードが拡大するか?にも関係してくるでしょう。

今後、LTEを採用するアライアンスが拡大すると、WiMAX も負けじとアライアンスを拡大していくと思われます。携帯電話の第3.9世代はLTE と WiMAX の混戦となるでしょうか?今後の動向が注目されます。これはモバイル系だけの話ですが、固定系の光ブロードバンドとどのようにすみ分けるかも気になります。

固定系とモバイル系jはFMCにより融合していくと思われますので、モバイル系のLTEと固定系の光ブロードバンド回線は仲良しになれるかもしれません。現に、フェムトセルの考え方はLTEと光ブロードバンドを結ぶ接合ポイントで活躍できる超小型基地局になります。どうやら、LTEとフェムトセルと光ブロードバンドは仲良しのようです。

WiMAX は光ブロードバンドと仲良しになれるでしょうか?WiMAXとフェムトセルは仲良しになれるでしょうか?これが今後の論点になると思われます。


WiMAXには
固定系のIEEE802.16-2004 と
モバイル系のIEEE802.16e がある



現在、WiMAXとして、IEEEで標準化された規格として有名なのは、IEEE802.16-2004 とIEEE802.16e です。

IEEE802.16-2004は、MANの中でも固定無線アクセス FWA(Fixed Wireless Access)のために作られた規格。

FWAとは、通信事業者とユーザの間を無線を使った固定ネットワークでむすぶシステムです。ADSLや光ブロードバンドケーブルが有線で実現している部分を無線で置き換えるなら、WiMAXのIEEE802.16-2004が利用されることでしょう。

しかし、WiMAXのIEEE802.16-2004では、移動ローミングなどがサポートされていないため、移動体通信には使うことができません。

一方、モバイル系のIEEE802.16e は固定ではなくモバイル用途に使われることが期待される無線規格です。

したがって、モバイル系のIEEE802.16e はモバイルWiMAXとも呼ばれたりしています。



ノートパソコン等に接続したモバイルWiMAXを使って、移動先などでワイヤレスでインターネット接続を利用したりできそうです。

モバイルWiMAX は高速化された携帯電話のW-CDMAやLTEと競合しそうです。もしくは、互いにチームワークで守備範囲をケースバイケースで切り分けて協力できるかもしれません。両者は、今後、MANをカバーするために活躍することでしょう。

FWA向けの規格であるWiMAXのIEEE802.16-2004は、最大で約50kmの到達距離を持つとされています。伝送速度は1〜75Mbps程度。

一方、モバイル系の規格であるモバイルWiMAX(IEEE802.16e)は、最大伝送距離が 5〜7Km程度、伝送速度は5MHzの帯域を使った場合、最大 15Mbps。10MHzの帯域を使った場合、最大 30Mbps程度です。モバイル系の規格ですので、移動中の利用にはローミングなども対応しています。



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